ストラトのネック

最近知った面白い知識として、「ストラトのトーンはネックの作り方で結構決まる説」がある。


自分の持っているCoolZのストラトのネックを調べると、いろいろな年代の技術が詰まっていることがわかる。

まずフレットのある面が黒い木でできている。調べればわかることだが、ローズウッドと呼ばれる木である。

表の黒い木と、土台になっている白い木(メイプル)との貼り方も年代があるらしい。自分のネックは白い木と黒い木の接着面が平らであるので、スラブボード・タイプの貼り方らしい。1959~1962年くらいのフェンダーギターの技術らしい。

個体差はもちろんあるものの、パリパリジャキジャキの元気な音がするというよりも、「芯があって、深みのあるトーン」らしい。

面白いのは、ネックの裏側、親指が添えられるところあたりに別な木で一本線が入っているような加工がされているのだった。「スカンク・ストライプ」と呼ばれるもので、エレキギターのトラスロッドを入れるときに加工した跡のものだそうだ。

トラスロッドを回すところは最初の頃はお尻というか、ボディとくっついている側にある時代が長い。しかし自分の持っているCoolZネックはヘッド側に来ている。これは71年以降の技術らしい。単に回しやすいかららしいw

いろいろな年代の使用を盛り込んで、使いやすさ重視の設計になっている。しかし、こういう楽器ウンチクも、整理していくと、自分のほしい楽器像が見えてきておもしろい。

最終的には右手が結構なところを占めるのですが。


弾きやすさとオールマイティさとコストパフォーマンスを勧められて買ったギターでしたが、芯があるトーンが個人的に好きなので、店員さんとのめぐり合わせにちょっと感謝したい。

ネックの設計が芯があって深みがある。ということなので、自分の中では、それをよく活かせるように、クリーンがよく聞こえるピックアップをつけたい。クリーンがクリアで図太いのと、ギャンギャン歪むというのはピックアップ技術にはなかなか両立できないらしいのだが、ここはクリーン・トーンを優先したいw

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