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ギターのリペアの展望

ギターはフレットを打って、音階を整えている楽器である。 長く趣味で使っているので、リフレットしたいなと思った。数年使っていたので、知らない間にフレットが減った気もする。ギターはフレットが命。ミクロに削られていて、凸凹していたり、ザラザラしているフレットはよくない。 そこでいろいろギター自体の好みも自分の中で固まってきたので、いろいろ考えることにした。ギターのリペアの方向性が決定してきたので、忘れないうちにメモっておく。 「自分の考える最強設定」みたいな無邪気なものとして、何年もあとに見たら赤面ものな気もするけれども… ギター本体:クールジーなのであんまり問題は考えてない。 ネック:スラブ型の作りで落ち着いて芯のある感じの音。低音というか、クリーンに深みが出てくれればいいな。 ピックアップ:中音~高音にかけてクリーン・トーンがよく出るとされるFender Pure Vintage 65年版。あんまり歪ませないサーフ・ロックとかグループ・サウンズに適した特性をもつピックアップらしい。低音はネックとかボディの特性で補われると考える。 フレット:Jescar EVO 2.54×1.3mmの、少し高めのフレットをつける。素材が固くなるので、弾いたときの音がすぐ出る感じになると嬉しい。あとフレットが少し高くなるので、コードが弾きやすくなればと思う。

ストラトのネック

最近知った面白い知識として、「ストラトのトーンはネックの作り方で結構決まる説」がある。 自分の持っているCoolZのストラトのネックを調べると、いろいろな年代の技術が詰まっていることがわかる。 まずフレットのある面が黒い木でできている。調べればわかることだが、ローズウッドと呼ばれる木である。 表の黒い木と、土台になっている白い木(メイプル)との貼り方も年代があるらしい。自分のネックは白い木と黒い木の接着面が平らであるので、スラブボード・タイプの貼り方らしい。1959~1962年くらいのフェンダーギターの技術らしい。 個体差はもちろんあるものの、パリパリジャキジャキの元気な音がするというよりも、「芯があって、深みのあるトーン」らしい。 面白いのは、ネックの裏側、親指が添えられるところあたりに別な木で一本線が入っているような加工がされているのだった。「スカンク・ストライプ」と呼ばれるもので、エレキギターのトラスロッドを入れるときに加工した跡のものだそうだ。 トラスロッドを回すところは最初の頃はお尻というか、ボディとくっついている側にある時代が長い。しかし自分の持っているCoolZネックはヘッド側に来ている。これは71年以降の技術らしい。単に回しやすいかららしいw いろいろな年代の使用を盛り込んで、使いやすさ重視の設計になっている。しかし、こういう楽器ウンチクも、整理していくと、自分のほしい楽器像が見えてきておもしろい。 最終的には右手が結構なところを占めるのですが。 弾きやすさとオールマイティさとコストパフォーマンスを勧められて買ったギターでしたが、芯があるトーンが個人的に好きなので、店員さんとのめぐり合わせにちょっと感謝したい。 ネックの設計が芯があって深みがある。ということなので、自分の中では、それをよく活かせるように、クリーンがよく聞こえるピックアップをつけたい。クリーンがクリアで図太いのと、ギャンギャン歪むというのはピックアップ技術にはなかなか両立できないらしいのだが、ここはクリーン・トーンを優先したいw

トランスペアレント系オーヴァードライブ

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エレキギターを練習していると、ブースターというかオーヴァードライブというか、エレキギター特有の「ジャッキーン!」な音を出したくなる。 そのために様々なドライブペダルが開発されて、売られている。それこそ星の数ほどある。「名器」と呼ばれるものから始まり、「定番」とか「新路線」とか、本当に無限大である。 そこでネットで色々調べて、「トランスペアレント系」と呼ばれるドライブペダルが開発されていることを知った。つくづく便利な世の中である。 高音域や低音域をカットせずに、原音のニュアンスをなるべく残したところで、ふっくら歪むようなドライブペダルらしい。料理で言うところの「素揚げする」みたいな。 ミドルが強く出て、クリーミーに歪む、TS系などとは一線を画す存在らしい。電気回路的にはどう違うかとかの難しい問題は、あとあと勉強することにしよう。 そして今回は MAD PROFESSOR社の SWEET HONEY OVERDRIVEをコピーしたオーヴァードライブ・ペダルを買ってみた。 TONE CITY社のSWEET CREAMである。 最近の中国のコピーレベルは上がってきているのを信じて、「ニュアンス」は同じだろうと思った。本家がかなり値が張るペダルなので、手が出なかったこともある。失敗してもそこそこの勉強にはなるかなと。 音を出すと、なるほど心地よい。ギターの音も出ているようだし、アンプのEQとかもバッチリ残った状態で薄ーくドライブする。強弱にちゃんと着いてくるように聞こえる。ギターのヴォリュームを小さくしたり、弱く弾けば、原音に近いクリーンな感じ。強く弾いたり、ギターのヴォリュームを上げて弾くとドライブ音になるという。ものすごく変化の幅が大きい。といっても最大のドライブでもディストーションにはほど遠いけど。 ペダルのゲインは高めにしておいて、ギターのヴォリュームを上げ下げして演奏すると、「演奏の幅」ができる気がする。めちゃ難しいけど。 右上のTOUCHのツマミは、なんか不思議なツマミで、左に回すと、歪みの最大量が減って、高音域も少し減る気がする。右に回すと、よく歪むようになって、高温がキャンキャンし始める。大型犬と小型犬みたいな差がでる。アンプとかギターのキャラに合わせたトレブル調整みたい

習い事は、主観と客観を鍛える

ギターがうまくなりたいという時期が、また、やってきた。 たぶん、寒い時期を越えたからだろう。そして、弦を09ー42の細めのダダリオにして、弾きやすさが上がったせいもある。 少し離れていて、ギターの趣味をやったりやらなかったりして考えたことは、「自己満足」との付き合い方である。 最初から他人を目標に組み込むと、途中から続かなくなる。比較対象がなくなってしまったり、または自分が評価できないジャンルにすすんでしまうとよくわからなくなる。 かと言って、自己満足だけではうまくいかない。 最初は自己満足を充足させるところからはじめて、段々と他人の目で自分を評価してみる。この「主観性100%」のところから、ゆるやかに「客観性を50%くらいまで持つ」ことが、いろいろな趣味の習い事に大事なのでは考えはじめたところです。 客観性を持て!とよく言われます。しかし、それは、難しい。 まず最初にガチガチの自己流でやった後に、なんかすごい別次元のうまさだったり、違う感覚のヒントを教えてくれる師匠だったりテキストだったりに出会って、「自分の評価軸を越えたモノ」に出会って、「ああ!これが『主観』(自己流)だったのか!!」と主観を主観として感じるところが習い事をする大事なひとつのことなのではないかと。

チョップの力加減

赤本のExをパラパラめくって譜面を細かくみると、ブルースで、"チョップ"奏法が出てくる。 ー12ー ーXー ーXー ーXー 上記のようなタブで表される奏法。 いままで、音楽的に強調したいところで出てくるので、ピッキング強度でいったらほぼ10の力で右手を使っていた。しかし自分がやっても、ピック深く入ってブチブチと弦に引っかかりすぎてしまう。重たい感じになってしまい、「なんか違う」感がすごかった。 いろんなうまい人のライブ動画を見て思ったのだが、どうもピッキングは強いというより、「普通」な感じだった。 左手ミュートをきちんとして、どちらかというといつも通りくらいの力で演奏するほうが、いいトーンがでるような気がする。これは今まで思い違いをしていたのではないかと思った。 チョップ奏法は、「右手が荒ぶってしまって他の弦に当たっても良しとする演奏法」ではなくて、「ミュート音+実音を的確に出すことで、いつものピッキングでも、右手の力強さを”聴感上”はっきりと出す演奏法」ではないかという仮説が出てきた。 どちらにせよ左手はきっちりミュートしておく必要はあるので難しいけれども。

コードトーンからメロディ探し

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最近やっとコード・フォームと度数の関係おぼろげにわかってきた。ルート音、3rd音、5th音。ド・ミ・ソである。この辺はいちむら先生の『ギターコードを覚える方法(とほんの少しの理論)』に詳しい。ギターの押さえにくいコード・フォームにはいろいろ意味があるのだ。 で、いろんな押さえ方をすると、弦によって担当する度数が決まる。ドミソとかミソドとかが出てくるのだ。 今回はネックのいろんなところでAコードを弾くところから始まる。 そのコードのカタチを意識しながら、周辺の音をいろいろ試して、メロディをさがす。その手クセを左手にためておく練習。 最初は赤本テキストの通りに演奏してみて、2周目からは自分なりに弾いてみる。 適当に弾くと、ファンクとかR&Bの伴奏している感じになっちゃうなぁ。 好きなジャンルの影響は強い。それこそ童謡みたいな感じでメロディが弾けてくるといいなぁ。コード・トーンを使えばいいのかな? いまのところの、メロディの引き出しのなさ、我ながら凄まじい。 演奏技術の気づき。左手親指付け根に力が入ってしまうのに気づいた。早いメロディで左指をパタパタ動かそうとすると、ネックをなぜかギュッと握ろうとしてしまい、ネックのあいだに無駄な摩擦がでてしまう。もっと左親指はそっと添えるくらいの力加減で良い気がする。 右手のピッキングは、自分の中で思い切った順アングルを使えば、だましだまし行けるかも知れないと思い始めた。コードは基本的に並行気味。メロディはやや順アングル気味。これが自分のなかのしばらくの基本になるかもしれないと思う。

ひとり伴奏&オブリガード

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Aコードを一定に弾きながら、隙間にオブリガードを配置するように演奏する練習曲。 ひとりなのに2本のギターを演奏しているようなトーンが出てくればかっこよくなるなと思った。コードは一定で控えめに、メロディは強弱があって歌うような。 実際に練習していると、Aコードで使える「BOX」を意識するいうより、BOXを使うオブリガードが終わってから、一瞬で冷静にAコード演奏にすっと戻るのが難しい。一定のbackingのリズムをずっと頭のどこかで考えていなくてはいけない。 アンプの前に立ってしまっているので、少し録音に対して妨げになっている気がする。 最近の気づきまとめ ・コードで弾くのが好きなので、弦のゲージを下げる。100フレーズをはじめたときは、10-46の弦を張っていました。コードを弾いたときになんかバラバラに聴こえるときもある。思い切って09-42の楽器屋さんで「よく手に入る細いやつ」を使い始めました。コードを弾いたときにシャキシャキして軽い感じで好き。 ・思ったより単音が細くならなかったので、そこは嬉しい誤算。 ・ギターの弦高をより高めにする。ベンドしたときの音が濁らないような気がする。 ・ピックの使い方の学び。コードを弾くときは、ピックの平らな面をそっとリラックスして当てる感じでよい。単音を弾くときは、ピックを順アングル気味にして、スベリをよくする。ピックはいろいろな当て方や角度を使わないといけないのではないかと考え始める。 ・左手と右手とをうまく協調する。メロディを弾くときは尚更に。