浜辺の歌 Ex44 ブルージーな音




ブルーノートの練習曲です。

音楽的にいうと、マイナー3rdとメジャー3rdの間にある絶妙な音程を鳴らすと「シブくて気持ちいい」。レとミの間の音がなんともいえないかっこよい音程なわけです。BLUESでよく使われるの「ブルーノート」なんて呼ばれているそうです

ゆるくベンドをするかスライドを使えば初心者でもキレキレのブルーノートが出せます。

自分の場合はスライドを使いました。レとミの間の音をスライドで積極的に鳴らしていく戦法です。なんとも「それっぽい」いい感じのハーモニーです。

短調と長調を決める音が不安定なことで、人間が音楽的不安定感を感じるのは本当に不思議ですがおもしろいです。


この「浜辺の歌」を深く考えると不思議な構成の歌だなと思います。

まず単純な3拍子ではなく6/8拍子である点。そしてブルーノートをはっきり使っている点。

不思議な音楽ですね。和の感じとブルーノートの感じで、フックが利いている曲だと思います。理論をつみあげて作曲されたのであれば、いろいろ効果的に取り混ぜてあって職人芸のような曲と感じました。


メロディを弾いていて、楽譜の7小節目のFコードが、15小節目ではD#dimに差し替えられているのは、なんでだろう?とも思ったわけであります。

まずDmとFは、どちらも「サブドミナント・コード」なので、交換できるコードです。

Dm7コード=レ・ファ・ラ・ド
D#dimコード=レ#・ファ#・ラ・ド
…薄っすら構成音も似ている?!

まあ謎は解けないですが、「耳で聞いて気持ちいいので良し」とします…。

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