左手の「爪」を考える

「人間には何で爪が残っているのか?」と考えた。猫や犬のカギ爪のように物をボロボロにするほど強く引っかかるわけではないし、馬や牛のヒヅメのように長く体重を支えやすくなっているわけでもない。

となると、人間やおサルさんの爪は動的な目的のためというより、受動的なものなのではないか?

ナイフなどの道具の役割というより、センサーなどの器官としての役割が持たされているのではないか。

爪が割れるほど弦をギューっと押さえるのは、楽器演奏という点ではアウトである。爪に無理がかからないところで、弦を押さえることができれば、たぶん楽だろう。

個人個人で爪の感じや指先の感じは違う。弦と実際に接触している「指先の先端」の部分も違うはずだ。

深爪がいいのか伸ばしてもいいのか問題などにつながって行くが、日々爪の長さが変わったときに押さえやすい角度なども、本当に微妙に変わるのが身体にとっての自然なことのような気がする。

爪が弦に対して、しっかり向き合うように意識すれば、指の腹の部分は結果として弦をしっかり押さえてくれる気がする。

「爪のむきを弦に対してしっかり対向させる感じ」は少し研究したい。

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